知識・教室

矢吹産婦人科庄内クリニックは、オピタル矢吹産婦人科少路クリニックの姉妹医院でした。

矢吹産婦人科庄内クリニックでは、妊婦健診と産後1ヶ月健診を通じ、お母様と赤ちゃんの健やかな毎日をサポートしていました。出産は、最新の設備と万全のサポート体制を誇る姉妹医院、オピタル(少路クリニック)で引き受けていました。地域の皆様の心と身体に寄り添い、温かいマタニティライフを応援していました。

妊娠中のライフスタイル

お腹に力の入る事はさけましょう!

重い物を持ち上げたり、高い所の物を取る際の背伸び、上のお子さんの抱っこなどは、お腹に力が入りやすいため注意が必要です。過度な腹圧は子宮への負担となり、出血などの原因になることもあります。

体が冷え過ぎないようにしましょう!

冷房による冷えすぎには注意しましょう。お腹が冷えると張りやすくなることがあります。また、冷房の効いた部屋で長時間過ごすと、身体を動かす機会が減り、血行不良や代謝の低下につながり、疲れやすくなる原因にもなります。冬場は特に、靴下やひざ掛けなどで保温を心がけましょう。

ストレスをかけないようにしましょう!

妊娠初期、特に4ヶ月頃までは胎盤が未完成で不安定な時期です。流産の原因は様々ですが、お母様の過ごし方で予防できることもあります。お腹が目立たない時期でも、腹圧のかかる動作や激しい運動、長時間の外出は避け、過労やストレスを溜めないように過ごしましょう。長時間の買い物や立ち仕事も控えめに。過去に流産のご経験がある方は、特に注意が必要です。

夫婦生活と体の負担について

妊娠は病気ではありませんが、普段よりも身体がデリケートな状態であることをご理解ください。ご夫婦でよく話し合い、お互いを思いやる気持ちを大切に過ごしましょう。感染症予防のため、性交渉の前には入浴し、清潔を心がけましょう。また、妊娠週数に合わせてお腹に負担のかからない体位を工夫することも大切です。頸管無力症、前置胎盤、早産の兆候がある場合は、性交渉を控えましょう。

自転車、バイク、自動車の運転について

妊娠中の自動車やバイクの運転は、転倒や事故のリスクを考慮し、できる限り控えることをお勧めします。万が一の事故の際、お母様とお子様を守るものが少ないためです。自転車の運転も、ご自身だけでなく周囲の状況によっても危険が生じる可能性があります。転倒による打ちどころによっては、胎盤早期剥離を引き起こす可能性もありますので、十分にご注意ください。

旅行について

旅行は安定期に入ってから計画するのが良いでしょう。ただし、安定期でも無理な計画は避け、近場へのゆったりとした旅行を心がけましょう。移動手段は問いませんが、こまめな休憩を取り、無理のないスケジュールで行動することが大切です。特に、夏季などの混雑期は避けることをお勧めします。旅行の際は、保険証と母子手帳を必ず携帯しましょう。

プールや海水浴(日焼け)について

プールや海水浴での日焼けは、体内の水分を失いやすく、特に妊娠初期はつわりなどで脱水症状を起こしやすい時期ですので、注意が必要です。妊娠後期は、赤ちゃんの成長に伴いお母様の血液量が増加していますが、脱水症状になると血液が濃縮され、赤ちゃんへの栄養供給に影響が出る可能性があります。また、プールや海辺は足元が滑りやすく転倒の危険もありますので、妊娠中のプールはできる限り避けることをお勧めします。

つわりと食事

つわりの食事指導

妊娠初期(5~7週頃)には、吐き気、食欲不振、食べ物の好みの変化などが現れることがあります。これは多くの方にみられる症状で、つわりのない方はごく少数と言われています。症状の程度は個人差があり、前回の妊娠と今回で異なる場合もあります。食事が摂れないことで赤ちゃんへの影響を心配される方もいらっしゃいますが、妊娠4ヶ月頃までは、赤ちゃんの発育に必要な栄養はわずかです。無理に食べることで吐いてしまうこともあるため、食べられる時に、食べられる物を摂るようにしましょう。空腹時や起床時に症状が出やすい場合は、目覚めた時に少量何か口にすると効果的なことがあります。空腹と疲労を避け、匂いに敏感になる時期ですので、温かいものより冷たいものが食べやすいかもしれません。体重の変化をチェックし、ほとんど変化がなければ必要な栄養は摂れていると考えて良いでしょう。体重が著しく減少する場合は、入院による栄養補給が必要となることがあります(妊娠悪阻)。その際は医師にご相談ください。つわりは通常、妊娠4ヶ月頃には自然に落ち着きます。

つわりの時期の食事ポイント

  • 栄養バランスを気にしすぎず、食べたいものを優先しましょう。
  • 空腹になると吐き気を催しやすいため、少量ずつこまめに食事を摂りましょう。
  • 体調が良いからといって食べ過ぎないように注意しましょう。
  • 水分、新鮮な野菜や果物を十分に摂りましょう。つわりの時期は便秘になりやすく、嘔吐で水分が失われるため、水分とビタミン(B群、C)の補給が大切です。ただし、ビタミンAの過剰摂取は避けましょう。
  • 食事が十分に摂れない時期は、少量でも栄養価の高いものを意識して摂りましょう。
  • リラックスして落ち着いて食事を摂りましょう。十分な休息をとり、疲れないようにゆったりと過ごすことが大切です。食後30分程度は安静に過ごしましょう。
  • 香辛料は少量であれば食欲増進に役立つことがあります。
  • 一般的に、さっぱりしたもの、温かいものより冷たく酸味のあるものが食べやすい傾向があります。
  • 糖質不足はつわりを悪化させる可能性があるため、少量でも補給するように心がけましょう。油っこいものやしつこいものは避けましょう。

助産師外来

(3回/月)火曜日に実施していました

教室紹介

ゆったりマタニティヨガヨガで呼吸を深め、出産に備える身体づくりを…

マタニティヨガは、妊娠中の心身と呼吸を整え、心と体の安定を目指していました。鼻呼吸を基本とし、呼吸に合わせてゆっくりとポーズを行っていました。普段無意識に行っている呼吸を意識することで、心と体を一体化し、コントロールできるようになりました。深いリラックス状態を体験し、心地よく瞑想に入ることもできました。大きなおなかでも無理なく行えるポーズが中心ですので、ヨガ初心者の方も安心して参加できました。

対象:妊娠15週目以降で医師の承認がある方が対象でした
日時:毎週金曜日 午後の部14:00~15:00に開催していました
場所:矢吹産婦人科(庄内クリニック)で実施していました
持ち物:ウェア(動きやすい服装)、タオル(長めのフェイスタオル)、お水(常温)が必要でした
費用:1,000円(矢吹産婦人科で出産予定の方)、1,500円(他の産院で出産予定の方)でした

講師プロフィール

インストラクターだったAnejuについて

  • ベーシックヨガインストラクターコース修了
  • マタニティヨガベーシック講座修了
  • 日本ヨガインストラクター協会シニアコース修了(JYIA 1級)日本ヨガインストラクター協会アドバンスドコース修了(JYIA 2級)

10代の頃の膝の故障をきっかけにヨガを始め、現在はヨガインストラクター養成講座の講師も務める講師が担当していました。マタニティヨガ、アロマヨガ、骨盤調整、シニアヨガ、キッズヨガ等、リラクゼーション系からパワー系のクラスまで幅広く担当。当教室ではヨガを通して呼吸を深め、出産に備える身体づくりをゆったりと行うことができました。